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第24回島清(しませ)恋愛文学賞 決定!「風が吹いたり、花が散ったり」講談社

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第24回島清(しませ)恋愛文学賞 決定!
「風が吹いたり、花が散ったり」講談社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00570652-hokkoku-l17

 

金沢学院大が運営する第24回島清(しませ)恋愛文学賞は8日、朝倉宏景さん(33)の「風が吹いたり、花が散ったり」(講談社)に決まった。受賞の知らせを受けて会場に駆けつけた朝倉さんは、北國新聞社の取材に対し「人と人が分かり合うには歩み寄りが大事で、それは恋愛にも通じる。由緒ある文学賞で、恋愛という側面を評価され、とてもうれしい」と喜びを語った。

 選考委員会は東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれ、作家の藤田宜(よし)永(なが)さん、林真理子さんと、日本恋愛文学振興会長の秋山稔金沢学院大学長が選考し、作家の村山由佳さんは書面で選評を寄せた。応募20作品から同大文学部の学生が加わる推薦委員会が絞り込んだ候補作3点の中から受賞作を決定した。

 選考後に会見した林さんは、朝倉さんの作品について「読後感が非常に爽やかで、希望を持たせてくれる作品だ。レースの描写が特に素晴らしく、軽い読み味が『走る』というテーマと結び付き、しっかりとまとまっていた」と高く評価した。朝倉さんが文学賞を受けるのは初めてで、林さんは「この受賞が弾みとなり、近い将来、大きな賞をとるだろう」と期待を寄せた。

 朝倉さんは元高校球児で、野球を題材にした青春小説で幅広い人気を集めてきた。今回は視覚障害を持つブラインドマラソンの女性ランナーと、伴走者の青年の成長を描いた。

 朝倉さんは「障害のある人と健常者、社会との関わりをテーマに描いた。理解することを諦めず、他の人に勇気を持って関わろうとする主人公たちの姿に共感してもらいたい」と語った。

 贈呈式は3月10日午後2時から、金沢市のしいのき迎賓館で行われる。賞金は100万円となる。